5~17歳の平均身長、ほぼ全国下回る 長崎県内 文科省、2021年度学校保健統計調査

本県の平均身長・体重と全国平均の比較(2021年度)

 文部科学省は13日、5~17歳(4月1日現在の満年齢)の発育状態を調べた2021年度の学校保健統計調査の結果を公表した。長崎県平均は全国平均と比べ、ほとんどの年齢で、男女とも身長が低く、女子の体重が上回った。
 平均身長は男子6、7歳と女子5、6、8歳を除き全国平均を下回った。一方、平均体重は男子が6、15~17歳で全国平均を上回った。女子は9、10、13歳を除いて上回るか同じだった。
 「肥満傾向児」の割合が10%を超えたのは、男子が10~12、15~17歳、女子が12歳。女子は9、10歳以外は全国より割合が高かった。県統計課によると、本県の女子は例年高めという。
 過去最高・タイを記録したのは、平均身長は、男子が5歳(110.9センチ)、7歳(122.7センチ)、8歳(128.2センチ)、10歳(139.0センチ)、女子は5歳(110.6センチ)、8歳(128.0センチ)、9歳(133.8センチ)。平均体重は男子が6歳(21.9キロ)、10歳(34.8キロ)、女子は5歳(19.4キロ)、6歳(21.3キロ)、8歳(27.3キロ)、10歳(34.9キロ)。
 健康診断の結果に基づき集計した。健康診断の実施期間は例年4月1日~6月30日だが、新型コロナウイルスの影響で21年4月~22年3月に拡大。同課は「例年より遅い時期に測定した学校があれば、その分、子どもが成長し数値が上がっている可能性もある」としている。


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