ヤンキースが連日の猛攻でレッドソックスに連勝 澤村は1回無失点

【レッドソックス2-13ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは1点リードの4回裏にホームランを含むヒット7本の集中打で一挙8点を奪うと、先発のゲリット・コールが7回被安打4、与四球0、奪三振12、失点2の好投でレッドソックス打線を封じ、13対2で勝利。メジャートップの64勝、勝率.696で前半戦を締めくくった。好投のコールは9勝目(2敗)をマークし、レッドソックス先発のクリス・セールに今季初黒星(0勝)が記録されている。

1回裏からセールの立ち上がりを攻めたヤンキースは、一死2・3塁のチャンスから相手の送球エラーと内野ゴロ間の得点で2点を奪うと、アーロン・ヒックスのタイムリーでこの回3点を先制。ヒックスの打球が直撃したセールはここで負傷降板となった。反撃したいレッドソックスは3回表にルーキーのジーター・ダウンズがメジャー初ホームランとなる2ランを放ち1点差に迫るが、ここから地区首位を独走するヤンキースに猛攻を許してしまう。

4回裏、ヤンキースは先頭から4連打で2点を奪うと、さらに一死満塁でマット・カーペンターのタイムリー二塁打、ヒックスのタイムリー、アイザイア・カイナーファレファの犠牲フライと打線が繋がり、最後はティム・ロカストロが2号2ラン。この回大量8得点で11対2とリードを広げ、試合を決めた。レッドソックスはこれで48勝45敗、勝率.516。ポストシーズン進出に向けて、まずは2ゲーム差のワイルドカード進出ラインを追う後半戦となりそうだ。

レッドソックスの澤村拓一は1回裏二死1塁の場面で2番手として緊急登板。カイナーファレファを内野ゴロに打ち取りこの回を終えるが、続投となった2回裏にヒットと四球で一死1・2塁のピンチを招く。それでもアーロン・ジャッジをなんとかサードライナーに打ち取り、ここで降板。後続を3番手のダーウィンゾン・ヘルナンデスが抑え、無失点で終えた。澤村はこれで34試合に登板し、35回1/3を投げて1勝1敗1ホールド、防御率2.55の成績で前半戦を終えている。

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