アルビBC2選手母校など訪問

◇野球楽しみ魅力広めて 母校の板倉小訪問 上野飛鳥投手
 BCリーグ、新潟アルビレックスBCの上野飛鳥投手(18)は14日、母校である板倉区針の板倉小(旧針小)を訪れ、2年生20人へベースボールキャップをプレゼントした。

板倉小の2年生へキャップをプレゼントした

 同BCが2019年から取り組む「ドリームキャッププロジェクト」の一環。子どもたちにスポーツの楽しさを伝えるため、県内の小学2年生へキャップを贈っている。
 卒業後初めての母校訪問となる上野投手。児童一人一人にキャップをかぶせ、握手とハイタッチで親睦を深めた。今井健太君は「野球は打つことが楽しい。帽子をもらったので、これからはボールを怖がらず捕れるようになりたい」と話していた。
 上野投手は針小在学時に野球を始め、高田商業高、同BC練習生を経て今年5月に選手契約。同月28日には公式戦で初登板している。上野投手は久々の母校に「合併して名前が変わっても校舎は変わらず、懐かしさがこみ上げる」と話し、後輩に向け「まずは野球を楽しみ、同年代へその魅力を広めてほしい。自分はまだまだ未熟だが、しっかりマウンドに立ち、後輩を含め大勢に成長した姿を見せたい」と話していた。
◇夢忘れず日々を大事に 大和川小と糸魚川小訪問 熊倉凌選手
 BCリーグ公式戦、新潟アルビレックス・ベースボールクラブ(新潟アルビレックスBC)対群馬ダイヤモンドペガサス戦が18日午後2時から、糸魚川市の美山球場で行われる。同市出身の新潟アルビレックスBC・熊倉凌選手(23、内野手)の凱旋(がいせん)試合となる。
 新潟アルビレックスBCは「ドリームキャッププロジェクト」の一環として,市内の全小学2年生にベースボール・キャップを贈呈。熊倉選手が参加し、AED(自動体外式除細動器)の普及活動「MIKITO AED PROJECT」で縁深い大和川小(2年生32人)、母校の糸魚川小(同50人)の2校で贈呈式が14日に行われた。

児童一人一人にキャップを贈る熊倉選手(大和川小)
キャップをかぶり記念撮影する熊倉選手と児童(糸魚川小)

 両校で熊倉選手は代表児童、続いて一人一人にキャップを贈り、「自分は夢の途中。皆さんも夢を忘れず、日々の生活を大事にしてください」などと伝えた。児童たちは拍手や笑顔で歓迎し、お礼の言葉を述べた。
 「大活躍するので、ぜひ試合を見に来てください」と児童に呼び掛けた熊倉選手。「皆さんの応援の気持ちを強く感じた。結果で応えたい」と誓った。

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