心癒やす大輪「大賀ハス」見頃 浅口・阿藤伯海記念公園 

見頃を迎えた大賀ハス

 浅口市鴨方町六条院東の阿藤伯海記念公園で、古代種「大賀ハス」の花が見頃を迎えた。淡いピンク色の大輪が池に生い茂った葉の緑に映え、入園者らを楽しませている。

 大賀ハスは、岡山市出身の植物学者・故大賀一郎博士が千葉県の弥生時代とみられる遺跡の地層から種子を発見し、発芽に成功させたもの。かもがた町家公園(浅口市鴨方町鴨方)にあるハスの一部を2005年に移植し、市などが管理している。

 市教委によると、公園内の池(約140平方メートル)で例年より早い6月下旬に開花。早朝から市民らが訪れ、直径20センチほどの花を熱心に観賞している。

 同市の主婦(66)は「毎年開花を楽しみにしているが、今年は特にきれい。とても癒やされ、暑い夏も乗り切れそう」と笑顔だった。

 8月上旬まで楽しめる。問い合わせは市教委ひとづくり推進課(0865―44―7055)。

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