“二人三脚”で日本一 愛犬ドーベルマンと長門さん(長崎市) 警察犬協会主催品評会

内閣総理大臣賞と警察庁長官賞を受賞した長門さんと愛犬フリッカ=長崎市ダイヤランド1丁目

 日本警察犬協会が主催した品評会「2022年日本チャンピオン決定審査会」の成犬牝組の部で長崎市ダイヤランド1丁目の無職、長門文浩さん(60)と愛犬のドーベルマン(雌、5歳)が、優勝に当たる内閣総理大臣賞と警察庁長官賞を受けた。
 同審査会は、一般犬を対象に実施。体長や体高が理想とされる数値に近いかどうかや振る舞い、走り方、銃声にひるまないかなどの特性を評価する。毎年4月に開催し種別、性別、年齢ごとに競う。成犬牝組の部には約10匹が出場した。
 長門さんは20代前半の頃に見たドーベルマンの「かっこよさ」に引かれ、飼い始めた。やがて品評会に出場させるようになり、通算10匹目で念願の優勝を果たした。ドーベルマンの優勝は初めてという。
 愛犬は「フリッカ フォム クラニッヒ」。欧州系のドーベルマンで長門さんは「美人で首や毛並みがきれい。シャイな性格」と特徴を話す。「大会に向けてバランスの良い食事を心がけ、近所の坂でバランスを保ちながら(長門さんを)引っ張る訓練を毎晩してきた」と、“二人三脚”で歩んできた道のりを振り返った。


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