「スポGOMI」スポーツしながらごみ拾い 130チームが1トン超収集

砂浜のごみを拾い集めるスポGOMI大会参加者=平戸市、千里ケ浜海水浴場

 ごみ拾いとスポーツを融合した「スポGOMI大会in平戸」と高校生向けの「スポGOMI甲子園県大会」が17日、長崎県平戸市川内町の千里ケ浜海水浴場であった。市内外の約130チーム、約500人が流木やペットボトルなど計1トン以上を集め、海水浴客を迎える準備を整えた。今回初めて開かれた同県大会では、県立北松農業高のチーム「ヌコ」が優勝し、11月の全国大会(東京)への出場を決めた。
 平戸市などでつくる実行委が主催。一般向けのスポGOMI大会は、昨年に続き2回目。
 高校生は3人、一般は3~5人でチームを組み、45分間の競技時間内に拾い集めた瓶、缶、ペットボトル、たばこの吸い殻、流木や海草の重量などを基に、ポイント換算し、順位を競った。
 21.40キロを収集したヌコの久保田彩恵さん、本田実菜妃さん、淵上瑠那さんは「思ったよりごみが多くて大変だった」と感想。スポGOMI大会で優勝した「はな」(山野治憲さん、濱田光流さん、松永大知さん、北川力也さん、加藤凜久さん=県立猶興館高)は46.65キロを収集。山野さんは「2位だった昨年と同じ5人で優勝を目指し、達成できてよかった」と話した。

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