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新顔が多数招集されたE-1を戦う日本代表。
注目されるのは勝負の行方ばかりではない。このなかから、今年末に行われるワールドカップに何人か選ばれるのかも期待されている。
そこで、今回は「武器」を持つ5人の選手をピックアップしてお届けする。
西村拓真 「献身」
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横浜F・マリノスで4-2-3-1のトップ下として活躍しているのが西村だ。
もともとロシアへ移籍する前はシャドーストライカータイプだったが、昨年途中に加入した仙台ではウィングやセンターフォワードでプレーしていた。
今季、F・マリノスへ移籍すると第17節からの4試合連続ゴールを含む8ゴールをあげた。様々なポジションをこなせることも魅力だが、何よりも豊富な運動量が武器だ。
走行距離ランキングでは14.12km、13.56kmと1位と2位を独占。チームのために守備を行うこともできる選手だが、FWらしくシュートを狙う、アシスト役になる、自らドリブルで運ぶと個の力にも長けている。
果たして日本代表ではどのポジションでプレーするのだろうか。
宮市亮 「スピード」
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10年ぶりに日本代表へ招集されたのが宮市亮だ。
10代の頃から注目を浴び、フェイエノールト、ボルトン・ワンダラーズなど海外でプレーをしてきたが、同時に度重なる怪我に苦しんできた。
帰国前にプレーしていたドイツのザンクト・パウリでも怪我をしていただけにマリノス加入当時はどこまでスピードがあるのか、不安視もされた。
2021シーズンは出場試合が少なく本領発揮とはいかなかったが、今季は元来の左サイドに加え、右サイドでも多くプレーし、ここまで15試合3ゴール3アシスト。スピード感あふれるプレーの数々で錆びついていないことを示した。
マリノスでは途中出場も多いが、日本代表でもスーパーサブとしてゲーム後半に疲れた相手DFラインを突破する光明になる可能性も少なくない。
野津田岳人 「日本人離れしたキック」
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サンフレッチェ広島からは野津田岳人を紹介したい。
仙台や清水では攻撃的MFとしてプレーしていたが、広島復帰後はボランチへ。中盤の底に入ると、左足のキックを生かし長短のパスでゲームをコントロールし、ビルドアップ能力も見せている。
「レフティーモンスター」と呼ばれることも多く、左足のパンチ力あるシュート、ブレ球や落ちるボールなど多彩なセットプレー、日本人離れした軌道のパスを見せることも多い。6月には月間ベストゴールにも選ばれている。
現在、セットプレーからのゴール欠乏症という問題を抱えている日本代表だけに、キッカーとしてここでは注目したい。
岩田智輝「守備の万能性」
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元日本代表の中田浩二氏も遠藤航の代役として期待するのが岩田智輝だ。
守備のオールラウンダーで中盤の底、センターバック、サイドバックとプレーできる。
現在のマリノスでもボランチ、センターバックで半分半分のようにプレーしており、チームメイトの小池龍太(ボランチ、サイドバック)とともにポリバレントな力を見せている。
日本代表で一番不足しているのがサイドバック、そして遠藤航のバックアップだ。現メンバーでは板倉や中山、富安といったメンバーもユーティリティー性があり、代表の地位を築いてきた。
それだけに今後、岩田がどこのポジションで日本代表へ定着していくのか楽しみだ。
水沼宏太 「ザ・調和」
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32歳にしてA代表へ初招集され、父である貴史さんと親子で日本代表メンバーとなったのが水沼宏太だ。
負傷離脱となった喜田拓也に代わってキャプテンマークを巻く彼は右サイドからドリブルで駆け上がり正確なクロスを上げるのが得意だ。
2008年にマリノスのトップチームへ昇格した後、栃木SC、サガン鳥栖、FC東京、セレッソ大阪とチームを移ってきたが、ポジションは変わらず右サイド。2020シーズンにマリノスへ復帰すると、今シーズンは6月のJリーグ月間MVPに輝いている。
攻守に貢献でき、90分間ひたむきにプレーできる選手であり、チームのための潤滑油といえる存在だ。
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現在の日本代表では右サイドだけでなく、インサイドハーフや左サイドでも起用に応えられそうだが果たして。