3年ぶりドラの音響く 五島・三井楽「万葉の里ペーロン大会」

懸命にかいをこぐ選手=五島市、三井楽漁港

 長崎県五島市三井楽町の夏の恒例イベント「万葉の里ペーロン競漕(きょうそう)大会」(市主催)が17日、三井楽漁港であった。新型コロナ禍による中止を挟んで3年ぶりに選手たちのかけ声やドラの音が響いた。
 同町では約30年前から、町おこしの一環として夏祭りと併せてペーロン大会を実施。2008年から現大会名となって15回目。
 一般の部に22チーム、女性の部に8チーム、小学生、中学生の部に代わり新設された親子の部には3チームが出場。1チーム10人が往復220メートルのコースでタイムを競った。
 選手たちはドラの音に合わせて懸命にかいをこぎ、熱戦を展開した。7年前から出場している吉川好之さん(38)は「久しぶりにみんなで一つになってこぐことができ、気持ち良かった」と話した。


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