九保大生 町民聞き取り 木城町に行動計画提案へ

町民(左)に暮らしのことなどを尋ねる九州保健福祉大の学生

 福祉向上などを目的に木城町との連携事業に取り組む九州保健福祉大(延岡市)の2年生計42人が17日までの2日間、町内で暮らしなどに関する町民への聞き取り調査をした。今後、把握した課題解決のためアクションプラン(行動計画)を作成し、町へ提案する。
 連携事業は2016年度から続く。コロナ禍の影響で訪問調査は3年ぶり。これに先立ち、町や町社会福祉協議会職員が同大学を3回訪れ、町の現状や取り組みなどを説明していた。
 16日は学生30人が5グループに分かれ、同町椎木、高城の各エリアに分散。町民に「住んでいて良かったと思うところは」「コロナ禍で生活の変化はあったか」などと質問し、コミュニケーションを取りながら話を引き出していた。
 社会福祉学部の大柿悠莉さん(21)は「各世代でそれぞれ不便に感じていることがあった」、臨床心理学部の岩水あきはさん(19)は「年代に関係なく交流できる場があるといいと思う」と話していた。プランは12月、町内で発表予定。

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