20日から日本でプレシーズンマッチを行うパリ・サンジェルマン。
PSGのユニフォームといえばホームの伝統的な赤いストライプが有名なデザインだが、それ以外のアウェイやサードにも名作キットは多い。
ここでは、独断と偏見で選んだPSGの“歴代かっこいいユニフォーム”をご紹介しよう。
1996-97
パリ・サンジェルマン 1996-97 Nike ホーム
選手:レオナルド
現在のPSGのキットは濃いネイビーがベースカラーだが、本来のクラブカラーはブルー。当時のホームキットは明るめのブルーを基調としたデザインだった。PSGのブルーとレッドは本拠地パリの旗の色。そしてホワイトはサンジェルマン地区の色といわれている。
2000-01
パリ・サンジェルマン 2000-01 Nike ホーム
選手:ローラン・ロベール
リーグ・アンは9位と成績は振るわなかったが、ユニフォームはPSGらしさに溢れるデザイン。色を日本語で例えるなら、「青」を使ったのはこのシーズンが最後。翌01-02シーズンからは現在の「濃紺」へと変わる。左袖のロゴマークは92年から96年まで使用したエンブレム。
2004-05
パリ・サンジェルマン 2004-05 Nike ホーム
選手:ペドロ・パウレタ
PSGといえば中央にレッドの縦ストライプが定番だが、01-02から04-05シーズンまではエンブレムに重ねるようにして左側にストライプを走らせていた。シャツを囲うパイピングも当時のNikeユニフォームの特徴的なデザイン。
2006-07
パリ・サンジェルマン 2006-07 Nike アウェイ
選手:ジェローム・ロタン
このシーズンのアウェイユニフォームは、その斬新なデザインが大きな話題に。バーガンディを基調に、まるで某高級ブランドのごとく「エッフェル塔、PSG、ユリの花」のモノグラムを散りばめる。後のユニフォームデザインにおける一つの流れを作ったとも言える存在だった。
2008-09
パリ・サンジェルマン 2008-09 Nike ホーム
選手:リュドヴィク・ジュリ
このシーズンはPSGの王道にして鉄板デザインが登場。ラウンドネックを採用し、ダークネイビーを基調に太めのレッドストライプがクラシックな雰囲気を漂わせる。
2010-11
パリ・サンジェルマン 2010-11 Nike ホーム
選手:マテュ・ボドメル
1970年に誕生したPSGはこのシーズンでクラブ創設40周年の節目を迎え、それを記念してキットカラーは創設当時の色であるレッドをホームキットに使用した。この色のためによくアウェイと間違われるが、このシーズンは「赤がホーム」である。エンブレムも40周年記念の特別仕様を付けていた。
2012-13
パリ・サンジェルマン 2012-13 Nike ホーム
選手:デヴィッド・ベッカム
伝統的なスタイルを少しばかりアレンジした12-13モデル。細めの2色ストライプを2本走らせるデザインは、新たな方向性を打ち出した一着とも言える。貴公子ベッカム“現役最後の瞬間”を共にしたユニフォームで、最終戦での涙を流す姿が強く印象に残る。
2014-15
パリ・サンジェルマン 2014-15 Nike アウェイ
選手:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
ヘンリーネック・タイプを採用したこのシーズンのアウェイは、PSGの歴代ユニフォームでもかなりシンプルなデザイン。だが、それだけに左胸のエンブレムが一段と映える。
2018-19
パリ・サンジェルマン 2018-19 Jordan サード
選手:エディンソン・カバーニ
18-19シーズンのサードユニフォームは、PSGが初めてJordan(ジョーダン)ブランドとコラボレーション。右胸にスウッシュ(Nikeロゴ)ではなくジャンプマンを付けた、歴史的コラボユニフォームの誕生となった。このキットは主にチャンピオンズリーグで着用している。
2019-20
パリ・サンジェルマン 2019-20 Nike サード
選手:ネイマール
19-20シーズンは久しぶりに片側ストライプデザインが復活。Nikeとのパートナーシップが30周年を迎え、それを記念して89-90シーズンのアウェイキットを思わせるデザインが登場した。右胸のスウッシュは90年代に使用したFutura(フューチュラ)を付けている。
2020-21
パリ・サンジェルマン 2020-21 Nike ホーム
選手:キリアン・エムバペ
このシーズンのホームキットはクラブ創設50周年を記念したもの。1973年に初登場したレッドのストライプを強調し、原点回帰ともいえるデザインが登場した。両脇のテープ部分には50周年を意味する“Paris Saint-Germain 50 Ans”というフレーズを表示している。