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秩父路の夏を彩る「秩父川瀬祭」の宵宮が19日、埼玉県秩父市内で行われ、豪華絢爛(けんらん)な8基の山車が3年ぶりに引き回された。日中、小雨が降る中、子どもたちは和太鼓や拍子木のリズムに息を合わせ、堂々と町内を練り歩いた。
秩父川瀬祭は秩父神社の摂社、日御碕宮(ひのみさきぐう)の祭礼。大人が主導する毎年12月の「秩父夜祭」に対し、川瀬祭は山車の引き手や囃(はや)し手を子どもたちが務める「子どもの祭り」ともいわれている。
各町会の子どもたちは秩父屋台囃子に合わせ、「ホーリャイ、ホーリャイ」と声を張り上げながら街を巡行。笠鉾(かさぼこ)4基と屋台4基の華やかな行列は夕暮れまで続き、訪れた見物客を魅了した。
大祭の20日は、同神社から山車の先導で御神幸行列が荒川に向かい、神輿(みこし)が清流に入って災厄をはらう「神輿洗い」の神事が行われる。