マゼランペンギンやウミガメ人気 天満屋岡山店で「水族園」開幕 

サンゴ礁で生息する魚に見入る家族連れら

 「帰ってきた 夏休みてんまや水族園」(RSK山陽放送、山陽新聞社主催)が20日、岡山市北区表町の天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で開幕した。優雅に泳ぐウミガメや色鮮やかな熱帯魚など約50種600匹を展示。初日から大勢の家族連れらが訪れ、多様な生き物が生息する海の“冒険”を楽しんでいる。

 新型コロナウイルス感染拡大などにより同店での開催は4年ぶり。会場には「変わった生態系の魚」「海底探検」「色鮮やかな魚」といった七つのゾーンを設け、危険を感じるとイガグリのように形を変えるハリセンボン、海の宝石と呼ばれるウミウシ、尾びれと背びれの先に強い毒を持つミノカサゴなどを来場者が興味深そうに見入っていた。

 希少なマゼランペンギンとアオウミガメは特に人気を集め、午前に行われたアオウミガメの餌やり体験では子どもたちから「大きい」「たくさん食べて」といった声が上がっていた。

 家族で訪れた倉敷市立西阿知小4年の女児(9)は「楽しみにしていた。カメもペンギンも、かわいい魚をたくさん見ることができた」と話していた。

 会期は8月22日まで。午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。入場料は中学生以上900円、3歳~小学6年600円、2歳以下は無料。

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