【新型コロナ】横浜市の新規感染者数 過去最多の6423人 80代女性が死亡 新規クラスターも相次ぐ

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は20日、80代女性の死亡と、新たに10歳未満~100歳以上の男女6423人の感染が確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数は1月29日の4524人を上回り、過去最多を更新した。新たなクラスター(感染者集団)は医療機関や高齢者施設を中心に11件に上った。

 亡くなった女性は、クラスターが確認された特別養護老人ホームの入所者。8日に陽性が判明し、翌9日に老衰のため死亡した。同施設の感染者は職員を含む9人で、死者は初めて。

 新規感染者の年代別内訳は、10代が1177人で最多。40代963人、20代959人、30代919人、10歳未満838人、50代823人、60代345人、70代245人、80代122人、90代29人、100歳以上3人の順。30代までの若年層が全体の6割超を占めた。

 新規クラスターの発生は、職員20人の感染が判明した市立脳卒中・神経脊椎センター(磯子区)のほか、旭区1カ所、金沢区2カ所、磯子区1カ所の医療機関でそれぞれ確認された。また、通所介護施設や高齢者グループホーム、介護老人保健施設、障害者入所施設などでも判明した。

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