被爆2年後に広島一中現在の国泰寺高校に通っていた生徒の被害の詳細を記した資料が原爆資料館に寄贈されました。
寄贈されたのは国泰寺高校が所蔵する文書5点です。前身の広島一中が被爆から2年後、生徒27人と職員6人について一人一人の被害状況を調べていました。
被爆した場所のほか、けがの部位、脱毛や白血球減少といった発症の詳細、後遺症などが書かれています。
国泰寺高校 大林秀則校長「当時の混沌とした状況でこういう資料を丁寧に生徒から聞き取って残しているのは素晴らしい」
原爆資料館はすでに資料をデジタル化していて、今後放射線障害の研究などに役立てたいということです。