高校野球の第104回全国選手権鹿児島大会。春夏連続の甲子園出場を目指す大島の絶対的エース・大野稼頭央に、プロからも注目が集まる。
封印を解いたチェンジアップで左打者対策も万全。進化した肉体で甲子園を狙う!
大野稼頭央(大島)
おおの・かずお/3年/投手/175㎝、65㎏/左投左打
改めて大野は甲子園の経験をこう振り返った。
「投げやすかったです。でも、今まで見た景色と全然違ったので、気持ちが浮いてしまって、その分ボールも…」。
とはいえ、一冬を越えて球速帯が上ったことで、封印を解いたチェンジアップがより有効になった。課題であった左打者の内角にもズバッと突けるようになり、確実に進化を遂げている。
センバツ時点の体脂肪率は8%。投手としては12%前後まで上げたいと考えている。「なるべく脂質が多いものを食べています。好物は…とんかつです」。とんかつでゲンも担いで、次こそは甲子園で本領発揮だ。