【ラグビー・リーグワン】横浜加入のデクラークが入団会見 W杯優勝の南ア代表 「世界でもベストなチームに」

入団会見後に沢木監督(右)と握手するデクラーク=日産スタジアム

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会で優勝した南アフリカ代表メンバーで、リーグワン1部の横浜に加入したSHファフ・デクラーク(30)が21日、日産スタジアムで入団会見に臨み「W杯決勝で優勝したスタジアムに戻ってこられてうれしい。世界でもベストなチームと言われるように頑張りたい」と意気込んだ。

 170センチ、88キロのスター選手は、南半球最高峰のスーパーラグビーや欧州での豊富なプレー経験を持ち、W杯日本大会では準々決勝の日本戦で1トライを決めるなど優勝に貢献。代表38キャップを誇り、鋭いタックルや正確なキック、高いランスキルが特長だ。

 ホストエリアとなる横浜について「すごく刺激的で住みやすい。早く日本の文化に溶け込みたい」と印象を語る。代表のチームメートで、横浜でも一緒にプレーすることになったCTBジェシー・クリエルからチームの情報を得ていたといい、「目覚ましい成長を遂げていて大きなポテンシャルがある」と話した。

 永友洋司ゼネラルマネジャー(51)によると、契約は複数年。リーグ初年度は6位に終わった沢木敬介監督(47)は「勝つために必要なものを伝えてくれると思う」と期待した。

 会見後は、沢木監督らとのトークイベントに出席。スタジアムに駆け付けた約700人のファンを喜ばせた。

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