「クロールがんばる!」 長崎市で夏季水泳教室スタート

水の中で息を止める練習で指導を受ける子どもたち=長崎市民総合プール

 夏休み中の小中学生を対象にした長崎市の夏季水泳教室が21日、松山町の市民総合プールで始まった。過去2年は新型コロナウイルスの影響で中止しており、3年ぶりの開催。
 水の事故防止や体力づくりを目的に開かれ、指導はNPO法人長崎游泳協会が担当。例年2千人以上の児童生徒が参加しているが、今年は480人に規模を縮小し、対象も小学3年~中学3年に絞った。AとBの2班に分かれ、それぞれ週3回、計15回の講習を受ける。今年は閉講式の「大名行列」は中止する。
 ロッカーの使用制限や更衣を時差式で行うなど感染対策を徹底。21日はB班の240人が参加し、実力ごとにクラス分けし、ばた足や息継ぎを練習した。
 市立城山小4年の松尾陽菜さん(10)は「知らなかった泳ぎ方を教えてもらって楽しかった。クロールをがんばりたい」と笑顔で話した。


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