日光さる軍団の「おさるランド」新装オープン 8月末まで県民お得に【動画】

高級旅館のような和室でカピバラやネコと触れ合える「アニタウン」=22日午前、日光市柄倉

 栃木県日光市柄倉(からくら)のサルを中心としたテーマパーク「おさるランド」が22日、リニューアルオープンし、カピバラやペンギンなどの小動物と間近で触れ合えるエリア「アニタウン」が新設された。同施設がサル以外の動物を飼育、公開するのは初めて。

 同施設は、おさるランド(村崎太郎(むらさきたろう)社長)が運営。リニューアルの目玉「アニタウン」はカピバラ、ネコ、ウサギなどと写真撮影や餌やりが楽しめるほか、屋外ではペンギン4匹を鑑賞できる。地場の食材を使った飲食店「ランチの王様レストラン」も新設した。サルのステージパフォーマンスなどは引き続き行う。

 新型コロナウイルス禍で来園者が減少する中、業態転換を図り、人気のある小動物で集客を強化しようと園内の一部を改装した。費用は約6千万円で国の事業再構築補助金を活用。今後は隣地を借り受け、より多くの動物に親しめる施設新設も視野に入れるという。

 村崎社長は「コロナ禍で厳しい2年間だった。多くの人に動物との触れ合いを楽しんでほしい」と話した。

 リニューアル記念として8月31日まで、入園料を県民限定で大人(中学生以上)1800円、子ども(4歳以上)900円に割り引く。(問)おさるランド0288.76.8036。

新たに加わったカピバラ=22日午前、日光市柄倉
新たに仲間に加わったペンギン=22日午前、日光市柄倉
リニューアルオープンした「おさるランド」=22日午前、日光市

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