ほっとできる居場所に 大興不動産が子ども食堂

子ども食堂でゲームを通じたコミュニケーションを楽しむ児童

 宮崎市の大興不動産は16日、同市佐土原町下田島の空きテナントで子ども食堂「みらい元気の家」を開いた。付近に住む親子20人が参加。会場は子どもたちの元気な笑い声が響いた。
 同食堂は同社の持続可能な開発目標(SDGs)の一環。不動産を生かした地域貢献をしようと今年5月、初めて開いた。今回は、協賛3社がお菓子や飲み物を提供。食事は新型コロナウイルス感染対策のため、パンを持ち帰ってもらった。
 同日は子どもたちが、同社の20、30代社員の企画した遊びを体験。チーム対抗で素早く絵を描き、しりとりをつなげるゲームでは、ヒントを耳打ちするなどコミュニケーションを取りながら楽しんでいた。
 広瀬小4年の富山姫珠華(きみか)さん(9)は「話をしながら遊べて楽しかった。また来たい」と話していた。
 同食堂は2カ月ごとに定期開催。同社の原田太樹部長(39)は「仕事以外で誰かを笑顔にする体験は貴重。子どもたちが元気になれる、ほっとできる居場所にしていきたい」と話していた。

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