新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で22日、新たに2人の死亡と、10歳未満～100歳以上の男女1万747人の感染が確認された。県内の1日当たりの新規感染者数が1万人を超えるのは過去最多を記録した20日（1万1443人）以来。
川崎市は、川崎区の80代男性が死亡したと発表した。男性は胃がんの手術後、自宅で療養中に発熱し、14日の抗原検査で陽性が判明。救急車で市内の病院に運ばれ、19日に死亡した。死因は下部消化管大量出血で、男性には高血圧の基礎疾患があり要介護5だった。ワクチン接種歴は不明。
相模原市は80代女性の死亡を発表。女性は市内の病院に救急搬送された18日にコロナの陽性が判明。19日に他の疾患で亡くなった。
このほか、県は新たに2937人が自主療養したと発表した。1日当たりで過去最多となるが、自主療養は感染症法上の感染者として扱われない。自主療養の累計は3万6727人になった。
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県は22日、県立障害者施設「津久井やまゆり園」（相模原市緑区）の入所者や利用者、職員計9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県はクラスターが発生したとしている。
同園では、2016年に入所者19人が殺害された事件の追悼式の開催を26日に予定しており、式はゾーニングなどの感染防止対策を講じた上で実施する。入所者の参列は見合わせてもらうという。
県は県内米軍基地での11日～17日の1日当たりの平均新規感染者数を公表した。横須賀基地（横須賀市）3.7人、キャンプ座間（座間、相模原市）11.8人、厚木基地（大和、綾瀬市）2.8人だった。外務省から情報提供があった。
川崎市議会議会局は22日、林敏夫氏（58）＝みらい川崎市議会議員団＝が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状は軽症としている。
