国学栃木サヨナラで決勝へ 作新の11連覇阻む 高校野球栃木大会

作新を下して決勝進出を決め、笑顔でスタンドへ駆け出す国学栃木ナイン

 第104回全国高校野球選手権栃木大会第12日は23日、県営球場で準決勝第1試合を行い、国学院栃木が6-5で作新学院を延長十回サヨナラで破り、4大会ぶりの決勝進出を決めた。

 4強で唯一ノーシードの国学院栃木は四回、4番の平井悠馬の適時打で先制。九回表に好投の2年生エース盛永智也が3点リードから逆転を許したが、その裏に2点をかえして延長に入り、十回に平井がサヨナラ本塁打を放って熱戦に終止符を打った。

 作新学院は九回に驚異的な粘りをみせ、草野晃伸の2点二塁打で逆転に成功したが、最後は投手陣が踏ん張りきれなかった。

 作新学院は昨年まで10大会連続で優勝(2020年の独自大会を除く)。全国高校野球選手権の連続出場を和歌山中(和歌山)の14回、聖光学院(福島)の13回に次ぐ10回の大台に乗せていたが、記録を伸ばすことはできなかった。

 第2試合では12年ぶりの夏の甲子園を目指す佐野日大と公立で唯一4強入りした宇都宮南が対戦する。決勝は24日午前10時から県営球場で行われる。

惜敗を喫し、肩を落とす作新ナイン

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