インターネットや交流サイト(SNS)などに潜む危険を学んでもらう岡山県警の親子向け講習会が23日、オンラインで開かれた。
自由な時間が増え、SNSなどが絡む犯罪被害に遭いやすい夏休みに合わせ、初めて企画。県内の児童、保護者5組が参加した。
講師は少年課員2人。SNSでのやりとりの後、裸の画像を送信するよう脅されたり、会った後に殺害されたりする実際の被害事例を紹介。「困ったことがあったら、すぐ親に相談してほしい。いい人だと思っても決して会ってはいけない」と呼び掛けた。
友達でも、その写真などをインターネット上に無断で公開すると、プライバシーの侵害になることを説明。「ネットの正しい利用方法を知り、被害者にも加害者にもならないよう気を付けよう」などと話した。
受講した岡山市立宇野小6年の男児(11)は「被害に遭うのは人ごとではないと思った。親と決めたルールを守り、ネットを使いたい」と話していた。