新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で23日、新たに9人の死亡と、10歳未満～100歳以上の男女1万3716人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数としては、20日の1万1443人を上回り過去最多を更新。1万人超えは22日（1万747人）に続き2日連続、3回目となった。
横浜市は70代～90代の男女7人が死亡したと発表した。そのうち80代男性、70代女性の2人はクラスター（感染者集団）が発生した泉区内の病院に入院していた。クラスターが発生した青葉区内と神奈川区内の病院でも、入院していた90代男女2人が新型コロナで死亡した。
市によると、青葉区の90代男性は6月1日に陽性が判明し、市内の病院に入院。6日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。ほかに90代男性2人が亡くなったが、市は家族の同意が得られていないとし、詳細な経過を公表していない。
川崎市は80代の男女2人の死亡を発表。女性は13日に市内の病院で陽性が判明し、入院。15日に別の病院に転院したが、17日に新型コロナが原因で死亡した。男性は20日に往診で陽性が分かり、21日に市内の病院に入院したが、別の疾患が原因で亡くなった。2人はいずれも基礎疾患があったという。
このほか、県は新たに2195人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は3万8922人となった。
