フレッシュオールスター 長崎で8年ぶり開催 平田監督登場に沸く

ウエスタンの遠藤(阪神)が先頭打者本塁打を放ち、盛り上がるスタンド=県営ビッグNスタジアム

 長崎で8年ぶりに開催されたフレッシュオールスターゲーム。波佐見高出身の隅田(西武)が新型コロナ感染で出場辞退となったが、約8200人のファンが訪れた球場はプロの迫力あるプレーに沸いた。
 開始前にセレモニーを実施。ウエスタンを率いる海星高出身の平田監督(阪神)が登場するとひときわ盛り上がり、83歳の母秋子さんは「こんなに応援してもらえて幸せ」と目を細めた。始球式は隅田が小学校時代に所属した大村クラブの永尾一真君が務め、チームメートの浦川聖矢君のミットにストライクの投球。「緊張したけど、拍手を聞いてうれしかった」とほっとした様子だった。
 試合はウエスタンの遠藤(阪神)が右翼席へ先頭打者アーチ。打球が近くに飛んできた北大村ウィングスの石橋広夢君は「速さがやばかった。やっぱりプロはすごい」と目を輝かせ、愛知県から駆けつけた阪神ファンの吉永聖崇さんは「やってくれると思っていた」と満足そうだった。


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