「平和の泉」今年もきれいに 連合長崎が清掃活動

平和の泉を清掃する参加者=平和公園

 長崎原爆の日(8月9日)を前に、連合長崎(高藤義弘会長)が23日、長崎市松山町の平和公園内にある「平和の泉」を清掃した。
 1999年から続く恒例のボランティア活動。コロナ禍に見舞われた2年前からは規模を縮小して実施、今年は傘下の組合員や長崎みなとロータリークラブ会員有志ら約80人が参加した。
 噴水が止まり水が抜かれた泉の中に入り、こびり付いた泥をたわしやデッキブラシでこすりながら洗い落としたり、噴水の筒を根元まで磨いたりした。家族連れの姿も目立ち、真夏の日差しの下で熱心に汗を流していた。
 泉は69年、水を求めて亡くなった被爆者を慰霊するため建設された。高藤会長は「若い人に参加してもらうことによって、平和の大切さを次の世代に伝えることができれば」と話していた。


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