今夏のマーケットでリヴァプールを退団し、モナコに移籍することが決まった南野拓実。改めて再ブレイクを狙うシーズンとなる。
『Sportskeeda』から、「近年リヴァプールを退団してから再ブレイクした5名の選手」をご紹介しよう。
ダニー・イングス
現所属:アストン・ヴィラ
2015年にバーンリーからリヴァプールに加入したダニー・イングス。当時はプレミアリーグで新進気鋭のストライカーとして知られ、これからのイングランド代表を背負っていく選手だと期待された。しかしアンフィールドではフィットネス面に苦戦し、度重なる怪我に悩まされ、ほとんどプレーすることができなかった。
3年間在籍した後サウサンプトンへと貸し出され、その1年後に完全移籍。そこではコンスタントに出場することに成功し、91試合で41ゴールを決める活躍を見せた。そして昨年夏にアストン・ヴィラヘ移っている。
スソ
現所属:セビージャ
スソはリヴァプールのアカデミーに所属した経験を持っているスペイン人アタッカーだ。2012年にはトップチームでもデビューを果たしたが、2015年までわずか14試合しかプレーできずミランへと移籍していった。
そしてイタリア・セリエAに新天地を求めた彼は、低迷するミランの中で最もクリエイティブな選手の一人としての地位を確立。これまで126試合で21ゴールを決めており、スペイン代表にも招集された。そして2020年にセビージャと契約して母国へと戻っている。
ルイス・アルベルト
現所属:ラツィオ
いまやイタリア・セリエA屈指のミッドフィルダーであるルイス・アルベルト。2013年の夏にセビージャからリヴァプールへと移籍したときには、非常に高い期待をかけられていたものの、プレミアリーグの身体性とスピードに馴染めなかった。
2016年にラツィオへと移籍するまで、プレミアリーグではわずか9試合にプレーしたのみ。しかし移籍後はコンスタントにゴールとアシストを記録し、クラブの中心的な存在としてファンから多大な信頼を受けている。
イアゴ・アスパス
現所属:セルタ・デ・ビーゴ
セルタ・デ・ビーゴでブレイクした若きイアゴ・アスパスは、2013年の夏にリヴァプールへと加入。それから14試合に出場したものの1ゴールもあげられず。今も語り草になるほどの奇妙なコーナーキックだけが印象に残った。
2014-15シーズンにはセビージャに貸し出され、その1年後に古巣のセルタへと復帰。それがきっかけとなってペースを取り戻すと、リーガでも屈指のスコアラーとして安定感ある得点力を見せるようになった。そしてスペイン代表にも招集されるように。
ドミニク・ソランケ
現所属:ボーンマス
このところようやく「リヴァプールを離れてよかった」と思えるようになったのではないか。チェルシーから2017年の夏に獲得されたあと、大きな期待を受けながらもなかなかコンスタントに活躍できなかった。
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2019年にボーンマスへと移籍した後もコンディション面に苦戦し、2シーズンでわずか3ゴール。なかなか結果を残せずにチームも降格してしまったが、それから2部で86試合44ゴールと大ブレイク。クラブを再びプレミアリーグに引き上げ、昨季のベストイレブンにも選ばれている。