第104回全国高校野球長崎大会 海星、大崎に雪辱 創成館、隙逃さず

左から 【準決勝、海星―大崎】最後の打者を打ち取り、雄たけびをあげる海星の向井、【準決勝、波佐見―創成館】6回裏創成館2死一、三塁、古賀が左前に決勝打を放ちガッツポーズ=県営ビッグNスタジアム

 第104回全国高校野球選手権長崎大会第11日は25日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで準決勝が行われ、第1シード海星と第6シード創成館が決勝へ進んだ。海星は3年ぶり、創成館は4年ぶりの決勝進出。
 海星は大崎を5-2で退けた。初回2死二塁から森の中前打で先制すると、二回1死二、三塁で相手に送球ミスが出て1点を追加。2-1の四回は2死満塁から丸本の右翼線2点打で引き離し、4-2の七回は1死一、二塁で平尾が中前適時打を放って再びリードを広げた。守備は4試合連続無失策。2失点で完投した向井をもり立てた。
 創成館は波佐見に2-1で競り勝った。五回に先制されたが、六回に逆転。1死一、二塁から重盗への相手の送球がそれて同点に追い付き、続く2死一、三塁から古賀の左前適時打で勝ち越した。投げては古賀、石本、永本と右腕3人でつないで被安打6。終盤は同点、逆転のピンチも招いたが、バックも堅守で支えて得点を許さなかった。
 26日は休養日。最終日は27日午前10時からビッグNで決勝を実施する。


© 株式会社長崎新聞社