広島市 中央図書館 広島駅前に移転 新たな整備方針の素案

広島市が中央公園にある市立中央図書館などを広島駅南口に移転する計画について、市は新たな整備方針の素案をあらためて市議会に示しました。

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広島市は、中央図書館やこども図書館などについて、広島駅南口のエールエールA館に移転する計画で、今年度予算に1億8000万円を計上しました。しかし、市議会は、「移転について十分な議論が尽くされていない」として、3月、市にていねいな説明を求める付帯決議を可決していました。

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市が、あらためて市議会に示した新たな整備方針の素案では、各区にある図書館の中央館としての中枢機能や、平和文化や街づくりに役立つ情報拠点としての機能などを挙げています。

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議員からはわかりにくさを指摘する意見などが出されました。

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広島市議
「これ(整備方針の素案)がしっかりできていないと比較検討のしようがない。しっかりとしたものを作っていただきたい」

市は、今後、有識者に示すなどして最終的な案を作成します。

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さらに、▽現地での建て替え、▽中央公園内での移転、▽広島駅南口への移転という3つの案を比較検討して議会に示したうえで、今年度中に中央図書館の移転先を決定したいとしています。

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