キャンプ用品の配送、琉球新報社と「ソトリスト」が提携 浦添と名護の店舗間、新聞運ぶ車両を活用

 琉球新報社(普久原均社長)とキャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を運営するURAKATA(浦添市、山田慎也社長)はこのほど、キャンプ用品配送に関する業務提携を締結した。

 ソトリストは現在、県内で浦添店と名護店の2店舗を展開している。利用者はキャンプ用品をレンタルする際、自身の都合に合わせて受け取り店舗を選択できる。URAKATAはこれまで、店舗間のキャンプ用品配送を自社で行っていたが、燃料費高騰や配送人員の確保が課題となっていた。

 今回の提携では、琉球新報社が那覇市の制作センターから名護市まで新聞を運ぶ車両の貨物スペースを活用し、ソトリスト店舗間の配送業務を受託する。配送実務は琉球新報発送が担う。

 ソトリストは2020年11月にサービスを開始。コロナ禍でも密を避けながら楽しめる屋外レジャーとしてキャンプ人気が高まる中、会員数は前年比約4.6倍となるなど成長を遂げている。

 (根路銘祐二)

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