マダニ感染症で80代女性死亡 発熱や下痢などを発症 長崎

 長崎市は27日、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、市内の80代女性が感染し死亡したと発表した。県内で死亡が確認されたのは今年初めて。
 市地域保健課によると、女性は15日に発熱や下痢などを発症。16日以降、複数の医療機関を受診し、入院。24日に死亡した。市保健環境試験所で検査した結果、25日にウイルスを検出した。ダニにかまれた痕があったが、かまれた経緯は不明という。
 同市内での感染は今年3例目、県内では4例目。同課は「草むらや、やぶなどに入る場合は長袖、長ズボンを着用して肌の露出を減らし、かまれたらすぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。


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