“ヒマワリ迷路” さあ冒険だ! 手作りの剣や盾で写真撮影 小浜・北串地区

ヒマワリの迷路で記念撮影する家族連れ=雲仙市小浜町

 長崎県雲仙市小浜町北串地区の畑にヒマワリの迷路ができた。「ひまわりクエストⅡ」と名付けて、途中に撮影スポットを設け、手作りの剣、盾、かぶとを用意した。家族連れなどが景観とゲーム気分を楽しんでいる。
 JA島原雲仙青年部小浜支部が、ジャガイモを収穫した後の畑5アールに緑肥のヒマワリを栽培。高さ20~30センチに育った頃から数回刈って道を作り、迷路に仕上げた。無料開放している。場所は同市立北串小の正門そば。勇者が迷宮で魔物と戦うゲームをイメージして命名した。
 ヒマワリの背丈は約1.5メートル。子どもたちは茎と葉っぱの緑の壁に囲まれた道を、行き止まりに阻まれながら進んで出口を目指す。途中で剣や盾を拾って構え、真剣な表情で写真に納まっている。
 緑肥の役割を紹介するパネルも設置。同支部長の元村孝太郎さん(37)は「緑肥のヒマワリは秋に育てるジャガイモの栄養になる。冒険を楽しんで農業に興味を持って」とPRする。ヒマワリの見頃は今月末まで続きそう。


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