清武活性化へアイデア 宮大生が実習発表

宮崎市清武町の活性化策を発表する宮崎大地域資源創成学部の学生ら

 宮崎大地域資源創成学部の学生が、宮崎市清武町の活性化策を提案する発表会が22日、同市清武総合支所で行われた。1年生33人が7グループに分かれ、学生らしい新鮮なアイデアをプレゼンテーションした。
 同学部の必修授業「地域理解実習」の一環。学生らは1日に物産館やパパイア農家、清武地域まちづくり協議会など町内5カ所を訪問。町の現状や課題について理解を深めた上で発表に臨んだ。
 町内の農作物の知名度が低い現状を課題としたグループは、1人暮らしの学生向けに野菜の詰め合わせセットを販売することを提案。同大学の学生の約6割が県外出身者であることから、全国の人に魅力を発信できると訴えた。
 そのほかLINE(ライン)のオープンチャット機能を使ったコミュニティーづくりや、学生主催の健康増進イベントの開催など、学生と地域のつながりを深める案も多く紹介された。
 発表を聞いた同支所地域市民福祉課の梶原康介主任主事は「新たな視点ばかりで勉強になった。意見を取り入れたい」とした上で「アイデアを行動に移す学生が出てくることにも期待したい」と話していた。

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