体験記の執筆を補助 被爆体験の聞き取り始まる 広島

被爆者から被爆体験を聞き取り、体験記として書き起こす取り組みが今年も始まりました。

「ピカーと光った後暗くなって・・・」

髙橋末子さん(84)は7歳の時、向原小学校で被爆者の救護活動に携わり、行方不明の兄を探して入市被爆しました。

追悼平和祈念館では、執筆が困難な被爆者から被爆体験を聞き取ってまとめる取り組みを2006年から行っていて、去年までに167件の体験記が完成しています。

今年度は5人の被爆者から希望が入っているということです。

髙橋末子さん

「この歳になって残したいという気持ちが結構あった。この方たちが話を聞いてくれたからやり遂げたような気がする」

体験記は来年3月末までに追悼平和祈念館で公開される予定です。

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