リユース店開設準備を報告 ひなたイノセンが2年目

オンラインで行われた「ひなたイノベーションセンター」の2年目活動報告会

 産学官や金融、マスコミ、高校生などがともに学び新たなビジネスモデル構築を目指す「ひなたイノベーションセンター」の2年目活動報告会は23日、日向ひとものづくりセンターと各地をオンラインで結び開かれた。同センターの支援を受ける5事業者が、プロジェクトの内容を説明し、意見を交わした。
 同センターは異業種が交わる場をつくろうと2020年6月、産業支援センター「ひむか―Biz」内に発足。毎月1回会議を開き、1期の最終年となる2年目は事業の具体化に向け意見交換などを重ねてきた。 報告会では、リサイクルショップを運営する「悟空」の甲斐悟代表(51)が富島高生と連携し、店舗で扱えなかった品を格安で売るリユースショップの開設に向けた取り組みを紹介。「超実践的な体験教育の場として、高校生には成功・失敗体験を積んでほしい」などと話した。
 同センター発起人で日向地区中小企業支援機構の島原俊英理事長は、「日向市がイノベーションを起こしやすい地域になるまで活動を続けたい。参加事業者をさらに募り、専門アドバイザーを加えるなど体制の充実も図りたい」と話していた。

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