廃油キャンドル作りで環境学習 本城小児童ら

廃油を卵の殻に注いでキャンドルを作る本城小児童ら

 串間市社会福祉協議会は24日、廃油キャンドル作り体験を同市・旧本城中で開いた。同市・本城小の児童ら約20人が、本来捨てられる油での物作りを楽しみながら、環境の大切さを考えた。
 ボランティア体験月間(7~9月)に合わせ、同市の環境ボランティアグループ「環の会」の協力を得て実施。参加者は廃油の臭いに戸惑いながらも、鍋で温めた廃油に凝固剤を混ぜて上部を取り除いた卵の殻に注いだ。その後、ろうで固めたたこ糸をキャンドルの芯にして、約400個を作り上げた。
 「油を入れる量の調節が難しかったけど楽しかった。家族の誕生日で使ってみたい」と同小5年の日高恭太郎君(10)。完成したキャンドルは児童らが家に持ち帰ったほか、一部は10月に同市で開催予定の「キャンドルナイトinくしま」で使用する。

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