願いを綴った灯籠が信濃川を灯す「信濃川灯籠流し」が開催

新潟の宝実行委員会は30日、信濃川やすらぎ提右岸の八千代橋付近(新潟市中央区)において、「信濃川灯籠流し」を開催した。

「信濃川灯籠流し」は、新潟まつりを市民と一緒に盛り上げるために行っている、市民参画プロジェクトの一環で開催したもので、新潟で活躍する著名人、新潟市内の子供たちや学生、一般の参加希望者などが灯籠を作成した。参加者は願いごとやメッセージなどを書いた灯籠を信濃川に流し、夏の夕暮れ時の信濃川を灯す幻想的な光景に訪れた人たちを楽しませていた。

オープニングイベントでは、万代太鼓「和童」と新潟万代太鼓「華龍」による和太鼓の演奏や、ニューヨークを拠点に活動する中澤利彦さんがダンスパフォーマンスを披露した。また、元宝塚歌劇団の越乃リュウさんや、古町芸妓などがゲストとして登場し、イベントを盛り上げた。

新潟まつりは、新型コロナウイルス感染急拡大により、8月5日に予定していた「大民謡流し」が中止に、8月7日に予定していた「花火ショー」延期が決定した。ただし、「住吉行列」「お祭り広場」「手づくり子どもみこし」は、感染防止対策を徹底した上で、予定通り実施する。

信濃川灯籠流し

オープニングイベントで太鼓の演奏を披露した、万代太鼓「和童」

(文・撮影 中林憲司)

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