「World’s Smallest Violin」がバイラルヒットとなったAJR、レーベル移籍して新曲「I Won’t」を発売

AJR - Photo: Shervin Lainez (Courtesy of Republic Records)

「World’s Smallest Violin」がバイラルヒットとなったAJRが、Mercury/Republic Recordsに移籍しての第1弾シングル「I Won’t」をリリースした。このアップビートなポップトラックは、昨年の「Way Less Sad」以来のシングルリリースとなる。メンバーのライアンはこの新曲についてこう語っている。

「僕たちは権力にうんざりしていたから、自分たちバージョンのパンクな“F-you”ソングを書いたんだよ」

<YouTube:AJR - I Won't>

アダム、ジャック、ライアンのメット3兄弟の頭文字をとったAJRは、この新曲にてSNS時代における社会的な規範を明確に否定している。ピアノを主体としたこの新曲で、彼らはこう歌っている。

Put your hands up, ‘cause I won’t
Raise a glass up, ‘cause I won’t
Get your ass up, ‘cause I won’t
I must’ve missed the hype, but maybe that’s the way I feel
手を上げろ、俺はやらないから
グラスを上げろ、俺はやらないから
ケツをあげろ、俺はやらないから
流行に乗り遅れたようだが、それが俺の気持ちなんだろう

この新曲のコンセプトについて、ライアンはこう説明する。

「この新曲を構成している面白いものを見つけたんだ。とあるパーティーにいて、そこではDJが生き方を教えてる、でももううんざりしている。今の政治情勢やSNSの世界では、政治やTikTokのトレンドに合わせて自分をマーケティングして、ブランディングすることが全てだ。それって疲れるよね」

「今は文化の一部分に適合することで自分を見失ってしまうんだ。僕たちのショーや音楽では、何が自分をユニークにしてくれるのかを見極めることが大切にしている。そこでのメッセージは、“自分らしく”。でも、言うだけなのは簡単なことはわかっている。僕たちは、他の人たちだけでなく、自分たちも自分らしくいられるような曲を作りたかったんだ」

AJRは最近、リード・シングル「Way Less Sad」「My Play」「Bummerland」「Bang!」などを収録した現時点での最新アルバム『OK Orchestra』を引っ提げた北米ツアーをソールドアウトで終えている。

Written By Larisha Paul[

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AJR「I Won’t」
2022年7月29日発売

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