萩野さんが金メダルの泳ぎ伝授 清水さんと小山で水泳教室

子どもたちを指導する萩野さん(左奥)と清水さん

 2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(はぎのこうすけ)さん(27)=小山市出身=と、同五輪日本代表の清水咲子(しみずさきこ)さん(30)=大田原市出身=の元競泳選手2人による「食と水泳教室」が31日、小山市駅東通り2丁目の「イーグルスポーツプラザ小山」で行われた。

 製粉大手ニップンの主催。同所のスイミングスクールに通う小中学生約50人が受講した。

 前半は食育をテーマとした座学で、2人は現役時代、どんな食生活だったのかについて話した。清水さんは「1日5食を意識して体作りに励んだ」、萩野さんは「満腹になるまで食べるのは良くない。腹八分目を守っていた」と話した。

 後半はプールでの実技指導。萩野さんが子どもたちとプールへ入り、約1時間にわたり、泳ぎ方の手本を示しながらクロールの呼吸の方法や、平泳ぎの手のかき方などを教えた。萩野さんは「腹の下の丹田に力を入れると泳ぎが良くなる」とアドバイスした。

 萩野さんに泳ぎ方の質問をした小山城南中1年関谷文(せきやふみ)さん(12)は「自分の改善点が見つかった。(萩野さんの泳ぎは)一つ一つの動きが丁寧で見習いたい」と話していた。

食育について話す萩野さん(左)と清水さん

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