栃木県内28日も雷雨 停電相次ぐ 29日夜まで警戒を【動画】

 栃木県内は28日、不安定な大気の状態が続き、一部地域で雷を伴う激しい雨が降った。那須烏山市と小山市では計11棟が床下浸水した。県内ぼぼ全域で延べ約9600軒が停電し、鉄道にも影響した。

 宇都宮地方気象台によると、県内は昼過ぎから夕方にかけ、北西部から南東部にかけて発達した雨雲が流れた。1時間の降水量は最大値で、小山60.5ミリ、那須烏山52.5ミリ、宇都宮30.5ミリなどを観測した。

 東京電力パワーグリッドによると、停電は午後2時半ごろから同9時ごろにかけ発生した。JR東日本によると、午後3時5分ごろから烏山線の宝積寺-烏山駅間の上下線で運転を見合わせた。約5時間後に再開し、約500人に影響した。

 29日夜遅くまでは不安定な大気の状態が続く見込み。気象台は、大雨による土砂災害などに引き続き警戒するよう呼びかけている。

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