“とうきょう総文”開幕 長崎県代表、堂々と役割果たす 全国から約2万人が出場

大勢の観客の前で演奏を披露する県立佐世保東翔高の生徒=東京都千代田区

 文化部のインターハイとも呼ばれる第46回全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」が31日、東京都内で開幕した。都道府県代表らが参加しての開会行事があり、長崎県の生徒も堂々と役割を果たした。
 8月4日までの5日間、放送や弁論、自然科学などの23部門に全国約2万人が出場。本県は18部門と開会行事に約330人が参加。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、観客を受け入れ開催している。
 31日は千代田区の東京国際フォーラムで総合開会式があり、約3千人が観覧。47都道府県の代表生徒が紹介され、本県は県高校総合文化祭の生徒実行委員長、小川芳子さん(16)=県立佐世保南高2年=が登壇した。終了後の取材に「(総合開会式は)表に出る人だけでなく裏方の生徒も一人一人輝いていた」と話し刺激を受けた様子だった。
 パレードは同区の丸の内仲通りで実施。県立佐世保東翔高吹奏楽部が出演し、「長崎県スポーツ行進曲」と、同校卒業生のTAKAHIROさんがボーカルを務める人気グループ「EXILE」のメドレーを華やかに披露。曲の合間に「オランダ村にハウステンボス。長崎県はよかとこばい」などとリズムに乗せたメッセージを発信し、本県をアピールした。
 3年の森永咲穂さん(17)は「想像以上にお客さんがいて緊張したが、笑顔が見られて楽しかった」と声を弾ませた。


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