25年世話、念願叶う “リュウゼツラン”開花 高さ7メートルに急成長

開花したリュウゼツランを鑑賞する吉永夫妻=諫早市小長井町

 長崎県諫早市小長井町の元中学校教員、吉永敏郎さん(75)の自宅敷地で、数十年に一度とされるリュウゼツランの花が開花した。
 リュウゼツラン科の単子葉植物で、多肉質の葉の縁にとげがある。開花後に枯れる一回結実性。
 吉永さんは約25年前、隣家の庭に咲いたリュウゼツランの子株を譲り受け、自宅の庭に植栽。珍しい植物が好きな妻の憲子さんと世話を続けてきた。高さ約2メートルになっていたが今年5月頃、中心からアスパラガスのような形の花茎が伸び始め、7メートルにまで急成長。7月中旬、黄色い花が咲き始めた。
 念願の開花に夫妻は驚きながらも「咲かせてくれてありがとう、きれいだね」と喜びでいっぱい。お盆に帰省する子どもや孫にも見せたいと見守っている。


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