岡山市の後楽園を光で彩る「夏の幻想庭園」が1日開幕した。日暮れとともに、色とりどりの明かりが名園を照らし出し、訪れた人たちが優美な雰囲気を楽しんだ。31日まで。
灯籠や投光器など計約520基を設置した。芝生には岡山県特産のマスカットやピオーネをイメージした黄緑と紫の球体のライトが並び、沢の池周辺や園内を流れる小川もカラフルにライトアップ。「延養亭」一帯にはプロジェクションマッピングで華やかな幾何学模様が投影された。
来園者は夜間ならではの風景を眺めながら散策や撮影を満喫。城東高3年の女子生徒(17)は母親と浴衣姿で来園し「夜空の月も合わさってとてもきれい。じっくり散策できた」と話していた。
午後6時~9時半(入園は9時まで)。岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、同市と山陽新聞社が共催。期間中は竹ちょうちんづくりの体験教室などがある。問い合わせは後楽園事務所(086―272―1148)。