倉敷商打線と創志のエースが対決 25日決勝 高校野球岡山大会

倉敷商・梶山和洋監督(左)と創志学園・長沢宏行監督

 第104回全国高校野球選手権岡山大会は25日午前10時から、倉敷市のマスカットスタジアムで倉敷商と創志学園の決勝が行われる。両者が岡山大会決勝でぶつかるのは2012年以来2度目。倉敷商は2年連続、創志学園は3大会ぶりの栄冠を目指す。倉敷商打線と創志学園のエース岡村の対決が一つの焦点だ。

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 倉敷商は打率4割台後半の雄龍をはじめ藤森旭ら左の強打者が並び、右の5番品田は6割と絶好調。要所では機動力を絡めて得点に結びつける。今大会はともに1年生の右腕和田、左腕増田が活躍。先発に誰を起用するかも注目される。

 創志学園は右横手の岡村がほぼ一人でマウンドを守り、準決勝でも好投。バックも計1失策と堅い。チーム打率4割1分5厘の打線は横井、木村政の1、2番コンビが当たっており、打率5割超の主砲金田はここ一番で頼りになる。

 10年前は倉敷商が延長の末、4―3で勝利。果たして今回は―。

倉敷商・梶山和洋監督「打線の状態は良い」

 岡山大会の先を目指してやってきた。次に進むために勝つ。打線の状態は良い。投手は全員をつぎ込むつもりで戦う。できることをやるだけ。

創志学園・長沢宏行監督「思い切り良く戦う」

 倉敷商は打ち損じをしない打者がそろい、岡山を代表するチーム。対決は望むところだ。思い切り良く戦い、持てるものを全て出し切りたい。

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