浜市商店連合会 設立120年 買い物客らと節目祝う

浜市商店連合会120周年を祝う三山会長(左から3人目)ら=長崎市、ハマクロス411前

 長崎市中心部の浜市商店連合会は7月31日、設立120年記念セレモニーとイベントを同市浜町のハマクロス411前で開いた。マジシャンらがパフォーマンスを披露し、買い物客らと節目を祝った。
 同連合会は1902(明治35)年、全国で2番目の商店会として誕生。現在、79社が加盟している。「浜市(ハマイチ)」にちなみ、8月1日から年末までを「120周年期間」と位置付け、イベントなどを企画している。
 記念セレモニーには関係者約30人が出席。同市出身のシンガー・ソングライター、HaiRi(ハイリ)さん(22)による120周年テーマソング「スタートライン」の歌唱や、ちんどん屋「かわち家(や)」による「祝い餅つき」があり、120人に紅白餅を振る舞った。
 三山格会長は「順風満帆の120年ではなく、多くの荒波があった。これからも未来に向かってまい進したい」とあいさつ。田上富久長崎市長は「長崎大水害など多くの苦難を乗り越えてきた努力に敬意を表する。120年は人間でいう『大還暦』。新しい可能性を広げる年にしてほしい」と話した。
 同連合会は9月16日から、市内初の電子商品券を含む「浜市120周年記念プレミアム商品券」(1セット額面1万2千円)を1万円で計3千セット販売する。


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