佐野39.7度全国トップ 県内猛暑、熱中症疑いで1人重症

 栃木県内は3日、各地で気温が上がり、最高気温は佐野で全国トップとなる39.7度を記録するなど、計6観測地点で猛暑日となった。午後4時までに熱中症とみられる症状で7人が搬送され、小山市で搬送された男性1人が重症だった。

 宇都宮地方気象台によると、最高気温は小山が36.9度、宇都宮で35.6度、鹿沼で35.5度を観測した。

 小山市消防本部などによると、午後0時5分ごろ、同市内のアパートの駐車場で男性が倒れているのを配達員が見つけ、119番した。救急隊の到着時、男性には意識障害などがあり、体温は41.2度だった。男性は高齢とみられ、小山署が身元を確認している。

 重症の他は中等症1人、軽症5人だった。

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