熱中症疑いで7人搬送 31、1日で重症2人

 栃木県消防防災課は1日、午後4時までに熱中症の疑いで65歳以上の男女7人が救急搬送され、宇都宮市内で搬送された男性(71)1人が重症だったと発表した。中等症が1人、軽症が5人だった。

 県によると、午前11時15分ごろ、通行人が同市内の路上で倒れている男性を見つけ、通報を受けて駆けつけた警察官が熱中症を疑い119番した。救急隊が駆けつけた際、男性は脈が早く体温は39.3度だった。

 また31日深夜には足利市の女性(72)が熱中症の疑いで救急搬送され、重症だった。同日午後10時25分ごろ、自宅アパートの駐車場に駐車中の車内で女性が意識障害を起こしているのを帰宅した家族が見つけ、119番した。

 宇都宮地方気象台によると、1日の県内の最高気温は佐野が38.0度、小山37.2度、大田原37.0度だった。

 

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