「宮まつり」中止 県コロナ対策強化受け、異例の開催3日前 宇都宮

やぐらが設置されるなど宮まつりの準備が進められていた大通り=3日午後3時15分、宇都宮市馬場通り3丁目

 宇都宮市内の商工団体代表者らで構成する「ふるさと宮まつり開催委員会」(会長・藤井昌一(ふじいしょういち)宇都宮商工会議所会頭)は3日、今週末の6、7両日に開催する予定だった宮まつりの中止を決定した。新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がり、県が4日に「BA・5対策強化宣言」を発令することを受けた措置。同まつりの中止はこれで3年連続となった。

 開催委の下部組織である運営委員会が2日夜から電話による持ち回り会議を開き、3日までに18人の委員のうち過半数が中止に賛成した。これを受け、開催委の総会を開く時間がないため藤井会長が中止を専決処分した。藤井会長は「市民の安全・安心の確保を最優先に考え、断腸の思いで開催を中止する」とのコメントを発表した。

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