福井県南越前町で記録的短時間大雨、24時間降水量は観測史上最大の357.5ミリ 8月5日

 気象庁は8月5日午前8時50分までの1時間で、福井県南越前町荒井で約83ミリ、南越前町付近で約80ミリの雨量を確認したとして記録的短時間大雨情報を発表した。

 県内では8月4日から断続的に雨が降っている。気象庁によると、5日午前8時半までの24時間降水量は南越前町今庄で357.5ミリ、越前市武生で210.5ミリ、大野市で138.5ミリを記録し、いずれも観測史上最大となっている。

 このほか、福井市179ミリ、坂井市春江が127.5ミリで8月の観測史上最大を更新した。福井市美山149ミリ、敦賀市103ミリ、美浜町100ミリなど。

 福井地方気象台は県内の広い範囲に大雨警報や洪水警報を発表しており、5日昼前まで土砂災害や低い土地の浸水に、同日昼すぎまで河川の増水に警戒するよう呼び掛けている。

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