広島・原爆の日(8月6日)の平和記念式典に出席した各国の大使たちが、お好み焼きづくりに挑戦しました。
広島市にある「ウッドエッグお好み焼館」を訪れたのは、ポーランドやヨルダンなど8か国の大使とその家族です。
オタフクソース 佐々木孝富社長
「愛される理由は、お好み焼きがおいしいだけでなく。広島の平和の象徴だからです」
一行は、施設を見学し、お好み焼きが戦後の復興の中で誕生したという歴史に触れました。
中根夕希キャスター
「平和式典に参列した8か国の大使とそのご家族が、鉄板を囲んでお好み焼体験をしています」
エプロン姿になって、メインイベントのお好み焼き作りに挑戦です。オタフクソースの社員に指導を受けながら、上手にヘラを使いながら焼いていきます。
ポーランド パヴェウ・ミレフスキ特命全権大使
― 作ってみて、どうですか?
「とてもうまくできているよ。いい経験です」
オーストリア カティヤ・ハイスラー全権公使夫人
― お好み焼き体験はどうですか?
「きょうは本当によかった。楽しいです」
― 食べたことは?
「食べたことはあります。大好きです」
参加した大使たちは、自ら焼いたお好み焼きの味を楽しんでいました。
イエメン カシム・アラさん
「初めてだったけど、すごく難しかったのにていねいに教えてもらい、とてもおいしかったので、来てよかった」
イエメン カシム・アマンさん
「最初は不安もあって失敗したらどうしようかと思ったけど。みなさんが手伝ってくれて、おいしくできあがった」
広島の食文化に触れて、その歴史を知ってもらいたい…。お好み焼きは、平和の懸け橋になりました。