伝統の石見神楽 島根の子ども熱演 岡山でLIVE WELL倶楽部

「石見神楽」を披露する土江子ども神楽団

 シニア世代がより良く生きるための「LIVE(リブ) WELL(ウェル)倶楽部」(山陽新聞社主催)の本年度第5回セミナーが8日、岡山市北区柳町の同社さん太ホールで開かれ、会員約70人が島根県石見地方の伝統芸能「石見神楽」を鑑賞した。

 同県大田市で石見神楽の保存に取り組む「土江子ども神楽団」の小学4年から中学3年までの15人が「大蛇(おろち)」など代表的な演目を披露。須佐之男命(すさのおのみこと)が暴れる大蛇に酒を飲ませ、酔った隙に剣で首を切り落とす場面などをダイナミックな動きと速いテンポで演じた。

 岡山市北区の女性(68)は「豪華な衣装と躍動感のある舞に引きつけられた。若い人たちが文化の継承に取り組んでいて感心した」と話していた。

 次回は9月15日、同ホールで落語家・露の団姫(まるこ)さんの落語や講演がある。

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